宮川香山 透かしの技
初代香山の作品には、透かしの技巧を使った作品が存在します。
紫陽花の作品が良く知られていますが、他にも、蝶、虫、梅などがモチーフに使われています。
今日は、そんな中から「蝶」をモチーフにした透かしの作品をご紹介したいと思います。
初代宮川香山作 「宮川香山 眞葛ミュージアム」寄託作品
http://kozan-makuzu.com/
釉下彩で描かれた花も素晴らしいですが、ふわふわと漂う蝶がなんとも可憐な作品です。
いわゆる「蛍手」といわれる技巧に思われますが、香山の作品は、透かしの部分がより大きな作品が多いように思えます。
透かし部分が大きくなれば、それだけ透かし部分に充填する釉薬に、粘着性や定着性が要求されるため、独自の釉薬を開発していたのだと思います。
(梅をモチーフにした作品などでは、本当に大きな透かし部分に均等に半透明の釉薬が充填されており、製造上、技巧的にさらに何らかの工夫がされているような気がしました。)
技を駆使しながらも、それを感じさせず、趣のある柔らかな雰囲気の作品を作りあげています。
やっぱり香山はすごいんです!!
今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。
眞葛 博士
蛍手(読み方:ホタルデ)
透手。磁器質の素地に透かし彫りをして、素焼後、半透明で粘りのある釉原料などを熔填し、焼き上げると、その透かし彫りに埋め込んだ部分の半透明の模様が光を通して浮き出す。
陶芸用語大辞典 より
紫陽花の作品が良く知られていますが、他にも、蝶、虫、梅などがモチーフに使われています。
今日は、そんな中から「蝶」をモチーフにした透かしの作品をご紹介したいと思います。
初代宮川香山作 「宮川香山 眞葛ミュージアム」寄託作品
http://kozan-makuzu.com/
釉下彩で描かれた花も素晴らしいですが、ふわふわと漂う蝶がなんとも可憐な作品です。
いわゆる「蛍手」といわれる技巧に思われますが、香山の作品は、透かしの部分がより大きな作品が多いように思えます。
透かし部分が大きくなれば、それだけ透かし部分に充填する釉薬に、粘着性や定着性が要求されるため、独自の釉薬を開発していたのだと思います。
(梅をモチーフにした作品などでは、本当に大きな透かし部分に均等に半透明の釉薬が充填されており、製造上、技巧的にさらに何らかの工夫がされているような気がしました。)
技を駆使しながらも、それを感じさせず、趣のある柔らかな雰囲気の作品を作りあげています。
やっぱり香山はすごいんです!!
今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。
眞葛 博士
蛍手(読み方:ホタルデ)
透手。磁器質の素地に透かし彫りをして、素焼後、半透明で粘りのある釉原料などを熔填し、焼き上げると、その透かし彫りに埋め込んだ部分の半透明の模様が光を通して浮き出す。
陶芸用語大辞典 より
若い頃、蛍焼きの食器のセットを購入した覚えがあります。白い茶碗に花模様の透かしが入っていました。それと技法がよく似ているような気がします。
by whitered (2009-09-03 08:40)
こんにちは。
面白いブログですね。
初めて眞葛焼を知りました。
私も横浜が大好きです。
でもそれはとても感覚的なもので・・・。
これからは横浜の歴史を振り返りながら、
更に横浜を楽しめればいいなと思っています。
このブログで眞葛焼の勉強もしたいと思います。
よろしくお願いします。
by 8ch. (2009-09-04 09:41)
whitered さん
コメント有難うございました。
うちの実家にもそういう食器がありました(笑)
でも、香山の作品は一般的な蛍手とはちょっと違う感じなんですよね。蛍手の部分もとても薄く繊細なんです。今後もめずらしい眞葛焼を紹介していきますので、楽しみにして頂けたらうれしいです。
8ch. さん
はじめまして。
ブログを見て下さってありがとうございました。
横浜の歴史などにも触れながら眞葛焼を紹介していきたいと考えていますので、これからも見て下さったらうれしいです。どうぞ宜しくお願い致します。
眞葛 博士
by makuzu (2009-09-04 09:52)
蝶の翅の白さが斬新です。
すごーーい。 ^^
by moz (2009-09-05 10:53)