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「マイセン」に影響を与えた真葛焼 

宮川香山は、マイセンやコペンハーゲンなどに多大な影響を与えました。

今日は、マイセンに与えた影響について書きたいと思います。

椎野正兵衛商店の代表取締役椎野氏が、2003年の特別講演の中でこのように語っておられます。

「マイセンなどは、ドレスデンから行った田舎の田んぼの真ん中に、小屋のような工場があり、(中略) そのマイセンのところに真葛のコピーが置いてあるのです。あのマイセンとて、真葛のコピーをしているのです。」
http://www.nias.affrc.go.jp/silkwave/hiroba//summit01/yokohama/shiino.htm

これは現代のお話です。本当なのでしょうか?!

もしこれが本当だとするならば、真葛焼は、今もなおマイセンに影響を与え続けているということになります!!!

私は、真葛焼が、現代において、どのようにマイセンに「コピー」されているのか、ずっとずっと気になっておりました。

本当に「コピー」と言えるほどの影響なのか?と。

「何かひとつでもいいから、それを立証できる作品をみてみたい」と。

それをついに昨年、発見したのです!!

マイセンは、毎年フランクフルトのメッセ(見本市)で、限定モデルの発表を行います。

その中の作品です。

DSC02961.jpg
(2005年 マイセンのメッセでの発表作品)

ポットですが、注ぎ口の部分が鯉の頭になっています。

そして、側面には、波とそこに泳ぐ鯉たちが浮き彫りで表現されています。

それでは次に、明治期の宮川香山の作品をみてみましょう!

catphoto.jpg
(明治中期 宮川香山 作)

どうですか?似ていませんか?










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