宮川香山 ”イッチン”技法冴える作品
皆さん、こんばんは。
今日は明治10年頃に製作された作品をご紹介します。
これまで未公開の作品です。
初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 真葛ミュージアム保管
浮彫りの龍はレリーフのように盛り上がっているだけなのですが、背景の意匠と相まって大空に浮かび上がっているかのように見えます。
(部分)
この作品の特徴は何と言っても”イッチン”です。
”イッチン”とは釉薬を盛り上げて線などの文様を描く技法です。
初代香山は、見事なイッチンで雲海を表現しようとしたのでしょう。
(部分)
器面のほぼ全体に、緻密な”イッチン”で雲海を表現する意匠はあまり類例をみたことがありません。
この作品はアメリカのオークションで発見したのですが、運良くとても安く手にすることができ、まさに”掘り出し物”でした。
初代香山の創造力、感性、技術を感じることのできる作品ですね。
次回はオーストラリアから里帰りを果たした" 逸品 ”に関するエピソードをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
今日は明治10年頃に製作された作品をご紹介します。
これまで未公開の作品です。
初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 真葛ミュージアム保管
浮彫りの龍はレリーフのように盛り上がっているだけなのですが、背景の意匠と相まって大空に浮かび上がっているかのように見えます。
(部分)
この作品の特徴は何と言っても”イッチン”です。
”イッチン”とは釉薬を盛り上げて線などの文様を描く技法です。
初代香山は、見事なイッチンで雲海を表現しようとしたのでしょう。
(部分)
器面のほぼ全体に、緻密な”イッチン”で雲海を表現する意匠はあまり類例をみたことがありません。
この作品はアメリカのオークションで発見したのですが、運良くとても安く手にすることができ、まさに”掘り出し物”でした。
初代香山の創造力、感性、技術を感じることのできる作品ですね。
次回はオーストラリアから里帰りを果たした" 逸品 ”に関するエピソードをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
コメント 0