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真葛香山 井村彦次郎陶器店や田代商店 (1)

皆さん、おはようございます。

今日も寒いですね~。横浜は雪になるようです。。。

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明治時代 横濱 田代商店 作



土曜日は開港記念会館で開催されたセミナーに参加して参りました。

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当日は以下のようなスケジュールで、大変興味深い発表が行われました。

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しかし、この日は本当に大忙しでした、、、(汗)



なぜなら、同じ日に山下町の産業貿易センターで、「骨董 アンティーク Show 横浜」という骨董市が開催されていたからなのです!(笑)

セミナーが終了してからでは、もう骨董市は間に合いません。


そこで、お昼休みの1時間(!)を利用して、骨董市に行ってきました。

セミナーの午前の部終了と同時に、ダッシュで、骨董市へ(笑)

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寒いのに、汗だくになりながら、12時15分すぎに到着しました(笑)

熱意が通じたのか(笑)、掘り出し物の真葛焼の小品と、「田代商店」の興味深い商品をゲットすることができました(笑)。



明治時代、貿易港であった横浜には、真葛窯以外にも多くの陶磁会社が存在しました。

真葛窯や井上良斉の窯は、土から作品を作り上げる本格的な窯でしたが、他の多くの陶磁会社は、瀬戸などから磁器を仕入れ、絵付けを施し、横浜で販売する形をとっていました。

職工200名、絵付け師30名を数えたと言われる井村彦次郎陶器店などは、その代表的な陶磁会社です。


田代商店も、備前有田の陶工が幕末に陶磁器の輸出を目的に設立した商店で、明治のはじめ頃から、瀬戸の磁器を仕入れ、名古屋の画工が絵付けを行い、横浜で販売、輸出を行っていました。

骨董市に行くと、井村や田代といった里帰りの作品が、数千円~といった比較的求めやすい価格で売られています。

真葛窯と違い、同じ商店の商品であっても、絵付けがびっくりするほど丁寧で美しいものと、素人が描いたような雑なものがあり、ばらつきがあるのが特徴です(笑)

今日思わず衝動買いしてしまったのが、冒頭の写真に掲載した里帰りの田代商店の雑器です。


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これ何だと思われます?

ワインボトルなんです!

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今でも充分、使えそうです(笑)。

外国人居留地が存在し、文明開化を迎えた、いかにも横浜らしいアンティーク ワインボトルですね。

明治時代に横浜に存在した陶磁会社のお皿やカップなどは比較的よく目にしますが、ワインボトルはなかなかの珍品です。

山下居留地のセミナーに参加していたら、ついつい明治の横浜に思いを馳せて、衝動買いしてしまいました(笑)


時計を見れば、12時45分を過ぎています、、、(汗)。

ダッシュで、横浜開港記念会館に戻ります。

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何とか、午後一番の斎藤多喜夫先生の講演に間に合いました。


セミナーも大変興味深く有意義で、骨董市でも掘り出し物のアンティークに出合えて、充実の一日でした。


今日もブログを見て頂き、有難うございました。

真葛 博士
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コメント 1

fujii-01

おもしろいです。

こっちの方もほしくなって来ました・・・(笑)


by fujii-01 (2012-01-24 17:36) 

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