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真葛香山 クリスティーズに出品された真葛焼

Christie's
JAPANESE & KOREAN ART
14 September 2011
New York, Rockefeller Plaza

christies makuzu kozan miyagawa.jpg

2011年9月14日、ニューヨーク ロックフェラープラザで開催された クリスティーズのオークションに、50センチを超える一対の初代宮川香山作品が出品されました。

轟音が今にも聞こえてきそうな滝。

圧倒的な迫力で造り込まれた鷹。

そして花瓶の裏側には、複数の熊までも、細工されています。

同様の作品が、ヴィクトリアアンドアルバートミュージアムに収蔵されていますが、今回クリスティーズに出品された作品は、それに勝るとも劣らない堂々たる作品だと思います。
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2010-12-31

この作品の予想落札価格は、”50000ドル~70000ドル”でした。

よく「真葛焼の相場っていくらくらいなんですか?」と聞かれることがありますが、答えは、本当に”ピンからキリ”なのです。

同じサイズであっても、作品のクオリティーによって、価格は大きく異なります。

作品に作り手の意識や緊張感がみなぎっていて、いわゆる「生きている作品」は、やはり高価になることが多いようです。


今回のクリスティーズの作品ですが、高浮彫りの中でも装飾に重きを置きすぎていて、全体のバランスや調和にかけるところもありますが、その分迫力は増していて、なかなかの名品だと思います。

しかも、50センチ以上の一対の作品で、これほどの細工と迫力を持つ作品は希少です。

大作の名品ですね。

今日は、海外の有名オークションハウスに出品された真葛焼をご紹介いたしました。



今日もブログを見て頂き、有難うございました。

真葛 博士





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