眞葛ミュージアム 初公開作品「青華氷梅紋花瓶」
皆さん、今晩は~。
今日は、「梅」紋様の真葛焼のお話です。
「宮川香山 眞葛ミュージアム」の今回の展示替えでは、3点の梅紋様作品が加わり、合計6点の梅作品が展示されています。(但し、内一点は松竹梅紋様。)
「梅」という同一のモチーフでありながら、それぞれの作品が異なるテイストを持って制作されているのが、実に興味深いです。
特に注目して頂きたい作品は、「青華氷梅紋花瓶」です!
この「青華氷梅紋花瓶」は、 花瓶の形こそ違うものの、三の丸尚蔵館に収蔵されている初代香山の作品に類似する作品です。(三の丸尚蔵館は,皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などが、展示、収蔵されている美術館です。)
明日から真葛ミュージアムで展示される作品と、三の丸収蔵館に収蔵されている作品を見比べてみますと、作風や銘のタイプから判断して、おそらくは、ほぼ同時期に制作されたものではないかと思われます。
ここで、三の丸尚蔵館所蔵の作品を、平成21年に東京国立博物館で開催された「皇室の名宝」展などから振り返ってみたいと思います。
右下の花瓶が、三の丸尚蔵館所蔵の作品です。
(同展図録より)
(同展図録より)
「近世以前の日本陶磁を凌ぐ技巧性を示す」と解説されているこの作品は、明治27年の日本美術協会春季美術展覧会で二等賞銀牌を受賞した作品です。
一方、この作品に類似し、今回真葛ミュージアムで展示される「青華氷梅紋花瓶」は、、、、、
初代宮川香山作 「宮川香山 眞葛ミュージアム」寄託作品
器の形が違うのがおわかり頂けますね。
今回眞葛ミュージアム初公開となる「青華氷梅紋花瓶」は、「世界に愛されたやきもの 初代宮川香山作品集」にも未収録の作品です。
お近くの方は、是非~。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
今日は、「梅」紋様の真葛焼のお話です。
「宮川香山 眞葛ミュージアム」の今回の展示替えでは、3点の梅紋様作品が加わり、合計6点の梅作品が展示されています。(但し、内一点は松竹梅紋様。)
「梅」という同一のモチーフでありながら、それぞれの作品が異なるテイストを持って制作されているのが、実に興味深いです。
特に注目して頂きたい作品は、「青華氷梅紋花瓶」です!
この「青華氷梅紋花瓶」は、 花瓶の形こそ違うものの、三の丸尚蔵館に収蔵されている初代香山の作品に類似する作品です。(三の丸尚蔵館は,皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などが、展示、収蔵されている美術館です。)
明日から真葛ミュージアムで展示される作品と、三の丸収蔵館に収蔵されている作品を見比べてみますと、作風や銘のタイプから判断して、おそらくは、ほぼ同時期に制作されたものではないかと思われます。
ここで、三の丸尚蔵館所蔵の作品を、平成21年に東京国立博物館で開催された「皇室の名宝」展などから振り返ってみたいと思います。
右下の花瓶が、三の丸尚蔵館所蔵の作品です。
(同展図録より)
(同展図録より)
「近世以前の日本陶磁を凌ぐ技巧性を示す」と解説されているこの作品は、明治27年の日本美術協会春季美術展覧会で二等賞銀牌を受賞した作品です。
一方、この作品に類似し、今回真葛ミュージアムで展示される「青華氷梅紋花瓶」は、、、、、
初代宮川香山作 「宮川香山 眞葛ミュージアム」寄託作品
器の形が違うのがおわかり頂けますね。
今回眞葛ミュージアム初公開となる「青華氷梅紋花瓶」は、「世界に愛されたやきもの 初代宮川香山作品集」にも未収録の作品です。
お近くの方は、是非~。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
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