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宮川香山 もうすぐ節分ですね~

こんにちは~。

ブログの更新、ちょっと間が空いてしまいました(汗)

年末も更新が遅れてしまったことがあったのですが、そのときは商工会議所で、真葛焼に関するセミナーの講師をさせて頂く機会に恵まれまして、やるなら完璧に(笑)と本当に必死になっていろいろと準備などをしていました。(90分ものセミナーでしたが、おかげさまで無事終えることができました。)

今回は、眞葛焼に関する原稿の執筆をご依頼頂き、これまた必死になって、書いておりました。
ブログのように気さくにかければよいのですが、そういう原稿を書いたことがなかったもので、全ての史料を再調査したりと、とても時間がかかってしまいました。
一人でも多くの方が眞葛焼について興味を持って頂けたらと、講演や執筆という依頼は本当にうれしい限りです。掲載予定は4月以降ですが、無事に掲載されましたらこのブログでもぜひご紹介させて頂きたいと思っています(笑)

さて、早いものでもう2月になりますね。
2月といえば節分です。

「鬼は~外。福は~内。」ですね。

今日は、まさにその掛け声が作品の名前になっている作品、「鬼は外福は内」をご紹介したいと思います。

Img4237.jpg
二代宮川香山作 「鬼は外福は内」 宮川香山 眞葛ミュージアム寄託作品

ユーモラスな作品ですが、技巧的にもとても手の込んだ優れた名品です。

僕の好きな真葛焼ベスト5に入るかもしれません(笑)

福の神の美しい青磁の色。(当時、青磁の色をきれいに発色させることは至難の技でした)

そして、造形、細工の繊細さ。

鬼の目には、キラッと光るような釉薬が使われています。

そして何より灰皿本体の釉薬の色の美しさ。

鬼、灰皿、福の神とそれぞれ異なった釉薬を美しく発色させる技術は、まさに真葛窯の真骨頂です。

そして、神業的な技巧を駆使しながらも、ユーモラスな遊び心を漂わせるのも真葛焼作品の特徴です。

やっぱり香山はすごいんです!!

やきものを通じて、季節を感じることができるのも、素晴らしい日本の文化ですよね。

鬼は~外、福は~内!


今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛博士







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