宮川香山 初代香山の少年時代のエピソード
初代香山は、10歳くらいの頃、双林寺の大雅堂義亮 から絵と書を学んでいました。
昨日、真葛ヶ原を散策していて、香山にまつわるエピソードを思い出しました。
今日はそのエピソードをご紹介したいと思います。
代々やきものを生業としている家庭に育った香山。
ある日、義亮先生から、筆洗いを作ってくれないかと依頼されました。
香山少年は、普通の筆洗いではなく、底に龍の浮彫り施し、筆洗いを作りあげました。
黒い墨の波間を、漂うように浮かび上がる龍。
これを見た義亮先生は、その出来栄えにたいそう驚き、香山を誉めたそうです。
このエピソードは晩年、香山自身が語っています。
10歳くらいの頃から、すでにその才能が芽生えていたのですね。
やっぱり香山はすごいんです!
今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。
真葛 博士
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