SSブログ

真葛香山 「一生の成功は青磁焼」

ここに、二代香山が、初代香山没後に初代について語った記事があります。

DSC02933.jpg

「故人(初代香山)が最も得意とし、又長所として玄人から認められていた作品は、仁清焼、乾山焼、赤い呉洲などですが、故人が一生を通じて成功を納め得たと言うものは、二三年前からその技をしきりに讃えられている青磁焼だと思います。」(二代香山談)

高浮き彫りや釉下彩作品などを制作してきた香山ですが、意外にも、初代が最も得意とし評価されていたのは、仁清焼や乾山焼、そしてなにより青磁だったというのです。

あらためて、初代香山の晩年の仁清焼や乾山焼、そして青磁焼を見てみると、ゆるぎない自信と風情が漂う見事な作りになっていることに気づかされます。

特に、二代香山により「初代香山遺作」と書かれた、初代の没後に「初代の製作した作品」として世にだされた作品に、優品が多く見られます。

makuzu-sentyaki-4i.jpg

makuzu-sentyaki-3a.jpg

makuzu-sentyaki-2a.jpg
初代宮川香山作 眞葛博士 蔵

江戸に生まれ、明治で活躍をし、大正で亡くなった香山。

「伝統的な真の日本の美」をやきもので表現できた最後の陶芸家だと、私は思います。

デジカメ 052.jpg
初代宮川香山作 眞葛博士 蔵

IMG_2728.jpg
初代宮川香山作 眞葛博士 蔵

http://kozan.blog.so-net.ne.jp/archive/20080726

今日もブログを見て頂きありがとうございました。

 
真葛 博士 (マクズ ヒロシ)
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 2

蓼純(たでじゅん)

こんにちは、また蓼純(たでじゅん)です ☆
横槍を入れて申し訳ございません。
二代香山の談話ですね。
この記事を全文掲載していただけないでしょうか。
毎日ブログを見させてもらっていますので、もちろん真葛博士様の都合のよいときで結構です。
よろしくお願いいたします。
by 蓼純(たでじゅん) (2008-11-23 10:52) 

makuzu

コメントありがとうございました。
承知いたしました。この記事の中には、新発見であったことが多く書かれており、おいおいこのブログで紹介していこうと考えています。
実は毎日結構ネタ探しに苦労しておりまして、、、(笑)
お昼休みなどはいつもブログのことを考えている次第です(笑)
ですので、すこしづつ小出しにという形になってしまいますが、楽しみにしていていただけるとうれしいです。
それから、蓼純さま、kseiken@excite.co.jp までメールを頂けませんでしょうか。よろしくお願いします。
by makuzu (2008-11-23 11:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0