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真葛香山 二代・三代国内需要向け作品(5)

今日も国内需要向けに作られた真葛焼をご紹介したいと思います。

企業の創業30周年を祝って、オーダーされた真葛焼です。

DSC00928.jpg
眞葛博士 蔵

荒木大将による「不老長寿」などの文字が彫られた夫婦の湯のみです。

この作品はおそらく型により製作されたものだと思われます。

同じ物をある一定の個数以上製作する場合には、形も安定しますし、効率がよいからだと思われます。

香山の娘婿の恒助は、早稲田大学出身で真葛窯の経理と営業面をみていました。

(香山と早稲田を創設した大隈重信との親交は以前のブログに記しましたが、恒助もこのような縁もあって、宮川家に来られたのかもしれませんね。)

当時、早稲田を出ているわけですから、相当に優秀な方だったのだと思います。

厳しい時代には、窯の効率化と営業を考え、このようなノベルティーの製造販売に手腕を振るったのでしょう。

今日もブログを見て頂いてありがとうございました。

真葛博士
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