真葛香山 「万国博覧会と近代陶芸の黎明」展
2000年4月8日から愛知県陶磁資料館、そして11月28日からは京都国立近代美術館にて、「万国博覧会と近代陶芸の黎明」展が開催されていました。
万国博覧会で、数多くの受賞を受けた真葛焼も、もちろんこの企画展で展示が行われておりました。
41.8センチ
55.8センチ
洗練された釉下彩の美しい3つの花瓶が展示されました。
この図録中にあります「西欧技術の導入と輸出陶磁」仲野泰裕先生、「1900年パリ万国博覧会と日本の近代陶磁」大熊敏之先生の二つの論文は、「宮川香山がどのような手続き、工程を踏んで博覧会出品作を制作していたのか」、「なぜ真葛焼が海外で評価されていたのか」、などについても触れられており、とても勉強になりました。
万博における、日本の出品物全体に対する真の評価は、フランス、ドイツ、デンマークなどの各国が競って新技術、新技法を発表し続ける中にあって、相対的にあまり良いものではなかったらしいのです。
しかしそんな日本からの出品物の中でも、宮川香山は釉技に新味を見せ続け、その釉薬の妙技が評価され高位受賞を受ける結果につながっていったようです。
改めて作品を見てみると、日本的な情緒を感じさせながらも、華やかで気品があって本当にすばらしいですね。
今日もブログを見て頂いて、ありがとうございました。
万国博覧会で、数多くの受賞を受けた真葛焼も、もちろんこの企画展で展示が行われておりました。
41.8センチ
55.8センチ
洗練された釉下彩の美しい3つの花瓶が展示されました。
この図録中にあります「西欧技術の導入と輸出陶磁」仲野泰裕先生、「1900年パリ万国博覧会と日本の近代陶磁」大熊敏之先生の二つの論文は、「宮川香山がどのような手続き、工程を踏んで博覧会出品作を制作していたのか」、「なぜ真葛焼が海外で評価されていたのか」、などについても触れられており、とても勉強になりました。
万博における、日本の出品物全体に対する真の評価は、フランス、ドイツ、デンマークなどの各国が競って新技術、新技法を発表し続ける中にあって、相対的にあまり良いものではなかったらしいのです。
しかしそんな日本からの出品物の中でも、宮川香山は釉技に新味を見せ続け、その釉薬の妙技が評価され高位受賞を受ける結果につながっていったようです。
改めて作品を見てみると、日本的な情緒を感じさせながらも、華やかで気品があって本当にすばらしいですね。
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