真葛焼 文献紹介 「ナセル・D・ハリリコレクション―海を渡った日本の美術 (第5巻 〔上〕) 」
今日は昨日予告しました、真葛焼のすばらしい作品集をご紹介したいと思います。
本の題名は、「ナセル・D・ハリリ コレクション―海を渡った日本の美術 (第5巻 〔上〕)」 同朋舎出版。
英語名は「THE KHALILI COLLECTION TREASURES OF IMPERIAL JAPAN CERAMICS PART 1」です。
ハリリさんという明治期の工芸品の大コレクターが自らのコレクションを本にまとめた中の第5巻の上巻です。
この本には、昨日ご紹介した「Master Potter of Meiji Japan: Makuzu Kozan (1842 - 1916) and his Workshop 」の著者クレア ポラードさんが「宮川香山」という論文をよせており、単なる作品集ではなく、立派な研究書になっています。
ハリリさんという方は、本当にすごい方で、明治時代の工芸品の一級品といえるような作品だけを収集されています。
真葛焼に関しても、海外の博覧会に出品されたり、皇室などに献上されたりしたような作品と同等クラスの真葛焼ばかり80点以上を収集しており、この本ではそれらがカラーで掲載されています。
作品も全て大型の花瓶が中心で、この本で初めてみるような作品ばかりでした。
またこの本はとても大きく、その大きさにも驚かされます。
コレクションの写真集という性格上、本の中味の写真掲載は避けますが、この本のブックケースを見てください。
本の大きさが分かるように腕時計を置いてみましたが、その大きさがお分かりいただけると思います。
ですので、真葛焼の作品の写真も非常に大きく鮮明にみることができます。
ほぼ原寸大でみれるのです。
これだけのすばらしい真葛焼を収集されている方が海外にいて、そしてこのような本を出版されているのです。
写真は本の表紙です。
中味は英語と日本語の両方の表記になっており、国際的に評価されている真葛焼にふさわしい形になっています。
何度も書いてしまいますが、ハリリさんのコレクションは、本当に一級品の真葛焼ばかりです。
この本を見ていると、作品のすばらしさに、言葉をなくしてしまいます。
釉下彩の作品が中心ですが、このような作品が日本になく、海外に流出してしまっているために、日本での真葛焼の評価が遅れてしまっているのだとも思ってしまいます。
コレクションの写真集ですので、本の中味がここに掲載できないことが非常に残念です。
本当に本当に素晴らしい本ですので、このブログを見てくださっている方には、ぜひ見て頂きたい一押しの文献です。
収集され、このような本にして真葛焼の素晴らしさを再認識させて頂けるハリリさんに感謝感謝です。
願わくば、ぜひこのハリリコレクションをぜひ日本で見たいものです!!
日本の美術館や博物館関係者の方、そしてハリリさん、実現されますようにどうかよろしくお願いします!!
今日もブログを見てくださってありがとうございました。
本の題名は、「ナセル・D・ハリリ コレクション―海を渡った日本の美術 (第5巻 〔上〕)」 同朋舎出版。
英語名は「THE KHALILI COLLECTION TREASURES OF IMPERIAL JAPAN CERAMICS PART 1」です。
ハリリさんという明治期の工芸品の大コレクターが自らのコレクションを本にまとめた中の第5巻の上巻です。
この本には、昨日ご紹介した「Master Potter of Meiji Japan: Makuzu Kozan (1842 - 1916) and his Workshop 」の著者クレア ポラードさんが「宮川香山」という論文をよせており、単なる作品集ではなく、立派な研究書になっています。
ハリリさんという方は、本当にすごい方で、明治時代の工芸品の一級品といえるような作品だけを収集されています。
真葛焼に関しても、海外の博覧会に出品されたり、皇室などに献上されたりしたような作品と同等クラスの真葛焼ばかり80点以上を収集しており、この本ではそれらがカラーで掲載されています。
作品も全て大型の花瓶が中心で、この本で初めてみるような作品ばかりでした。
またこの本はとても大きく、その大きさにも驚かされます。
コレクションの写真集という性格上、本の中味の写真掲載は避けますが、この本のブックケースを見てください。
本の大きさが分かるように腕時計を置いてみましたが、その大きさがお分かりいただけると思います。
ですので、真葛焼の作品の写真も非常に大きく鮮明にみることができます。
ほぼ原寸大でみれるのです。
これだけのすばらしい真葛焼を収集されている方が海外にいて、そしてこのような本を出版されているのです。
写真は本の表紙です。
中味は英語と日本語の両方の表記になっており、国際的に評価されている真葛焼にふさわしい形になっています。
何度も書いてしまいますが、ハリリさんのコレクションは、本当に一級品の真葛焼ばかりです。
この本を見ていると、作品のすばらしさに、言葉をなくしてしまいます。
釉下彩の作品が中心ですが、このような作品が日本になく、海外に流出してしまっているために、日本での真葛焼の評価が遅れてしまっているのだとも思ってしまいます。
コレクションの写真集ですので、本の中味がここに掲載できないことが非常に残念です。
本当に本当に素晴らしい本ですので、このブログを見てくださっている方には、ぜひ見て頂きたい一押しの文献です。
収集され、このような本にして真葛焼の素晴らしさを再認識させて頂けるハリリさんに感謝感謝です。
願わくば、ぜひこのハリリコレクションをぜひ日本で見たいものです!!
日本の美術館や博物館関係者の方、そしてハリリさん、実現されますようにどうかよろしくお願いします!!
今日もブログを見てくださってありがとうございました。
2008-09-01 01:01
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新潟県立図書館で本を閲覧して来ました。仰る通りの素晴らしい工芸品でした。私は工芸に携わっておりますが、ものを見る眼が変わる程の衝撃を受た次第です。人は、これほどまで事に於いて誠実になり得るものかと、人の誠実さの極めとも言える作品に感動しました。これらの作品が、もしも一般の目に触れられる様になれば、現在の日本の美術品のマーケットも変わる事でしょう。
by 小熊斗志也 (2009-09-16 21:33)