宮川香山の釉下彩 @有田陶磁美術館
私が最初に宮川香山に興味を持ったきっかけは、やはり蟹でした。
蟹がきっかけで、香山について調べていると、高浮彫りの作品ばかりに目がいくようになり、香山作品のファンになりました。
しかし、今、どのような作品が一番好きか?と尋ねられれば、迷わず「釉下彩」の作品と答えます。
華やかな作品が多く、優美で、しかしながら日本的な控えめな感じが、絶妙なバランスを生み出しています。
同じ香山の作品でも、海外から里帰りした釉下彩の作品と、日本向けに製作されたであろう作品とでは、趣が異なるような気がします。
そんなすばらしい香山の釉下彩のコレクションを所有しているのが、有田陶磁美術館です。
平成16年には、会館50周年を記念し、「宮川香山」 と題する企画展が開かれました。
私は、残念ながらこの企画展をやっていることに気付かず、見に行くことができませんでしたが、昨年問い合わせたところ、図録が残っているということで、入手することができました。
上の釉下彩作品の写真は図録より引用させて頂きました。
まだ残っているかはわかりませんが、香山の釉下彩作品の優品が36点掲載されています。(0955-42-3372 有田陶磁美術館)
釉下彩とは、釉薬の下に下絵を描き、焼成により発色させる技法で、やわらかい表現を描きだすことが可能になります。しかしながら、微妙な配合や温度調整で、色が変わってしまうため、難しい技法といわれています。
香山の作品の中には、何色もの色を多用した釉下彩の作品も多く見られ、真葛窯の技術の高さが、うかがわれます。
高浮き彫りのようなインパクトはないかもしれませんが、釉下彩の技法に関しても、高浮彫り同様、真葛窯は高い技術を持っていたのです。
今日もブログをみて頂きありがとうございました!
明日は、おもしろい香山語録 を紹介したいと思っています。
蟹がきっかけで、香山について調べていると、高浮彫りの作品ばかりに目がいくようになり、香山作品のファンになりました。
しかし、今、どのような作品が一番好きか?と尋ねられれば、迷わず「釉下彩」の作品と答えます。
華やかな作品が多く、優美で、しかしながら日本的な控えめな感じが、絶妙なバランスを生み出しています。
同じ香山の作品でも、海外から里帰りした釉下彩の作品と、日本向けに製作されたであろう作品とでは、趣が異なるような気がします。
そんなすばらしい香山の釉下彩のコレクションを所有しているのが、有田陶磁美術館です。
平成16年には、会館50周年を記念し、「宮川香山」 と題する企画展が開かれました。
私は、残念ながらこの企画展をやっていることに気付かず、見に行くことができませんでしたが、昨年問い合わせたところ、図録が残っているということで、入手することができました。
上の釉下彩作品の写真は図録より引用させて頂きました。
まだ残っているかはわかりませんが、香山の釉下彩作品の優品が36点掲載されています。(0955-42-3372 有田陶磁美術館)
釉下彩とは、釉薬の下に下絵を描き、焼成により発色させる技法で、やわらかい表現を描きだすことが可能になります。しかしながら、微妙な配合や温度調整で、色が変わってしまうため、難しい技法といわれています。
香山の作品の中には、何色もの色を多用した釉下彩の作品も多く見られ、真葛窯の技術の高さが、うかがわれます。
高浮き彫りのようなインパクトはないかもしれませんが、釉下彩の技法に関しても、高浮彫り同様、真葛窯は高い技術を持っていたのです。
今日もブログをみて頂きありがとうございました!
明日は、おもしろい香山語録 を紹介したいと思っています。
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