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宮川香山 「虫明焼・真葛香山作品は、ほとんど全部がニセモノだ」

皆さん、こんばんは~。

「虫明焼・真葛香山作品は、ほとんど全部がニセモノだ」

今回のこのショッキングなブログタイトルは、「虫明焼の栞」というサイトに書かれていた言葉です。


初代宮川香山は、横浜に窯を築く前、岡山の虫明で窯の指導にあたっていました。

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虫明の風景  眞葛博士撮影 

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虫明の風景  眞葛博士撮影

(宮川香山紀行 虫明編より →  http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-09 )



香山が虫明で製作した作品(以後「虫明眞葛」といいます。)は、大変希少であり、それゆえ多くの贋物が存在するといいます。


この数週間は、ずっと「虫明眞葛」の真贋について研究しています。

複数の文献や贋物と思われる作品、そして本物の「虫明眞葛」、それらを穴のあくほどじっくりと観察しています(笑)。

もちろん「印」に関しても、徹底的に研究しました。

さらには、地元岡山で虫明焼を研究、収集し、多くの本物の「虫明眞葛」を見ている I さんにも、改めて多くのことを教えて頂きました。

今は、少しだけ「虫明眞葛」のことがわかった気がしています(笑)



そんな中、虫明焼を収集、研究している蓼純さんのサイト「虫明焼の栞」に、虫明眞葛の真贋に関する興味深い記事がアップされていることを知りましたので、参考までにご紹介させて頂きます。

虫明焼の栞 「虫明焼について・蓼純の虫明焼半可通」 第48回 2012.03.05
→  http://www2.ocn.ne.jp/~mushiake/tsuite.html

自分の目と見識、そしてより多くの本物を見ている識者の意見、さらに印、できれば伝来なども重要なのでしょうね。


ところで「虫明眞葛」に関しましては、以前イギリスで発見した酒樽について書かせて頂きましたね。
→ http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2011-12-30-1

この酒樽に関する最終検証のため、近々岡山を再度訪問予定です!

その結果はまたブログに書かせて頂きたいと思います。



今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士
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コメント 3

ギャラリーまる

眞葛焼を深く深くご研究なのですね。横浜から岡山まで研究に出向かれる情熱がすごい!これからのご研究もしっかり読ませていただきます!

by ギャラリーまる (2012-03-10 18:22) 

蓼純(たでじゅん)

こんにちは、蓼純(たでじゅん)です。
ホームページ「虫明焼の栞」の紹介、ありがとうございました。
↑「横浜から岡山まで研究に出向かれる情熱がすごい!」
私も全く同感です ☆
英国酒樽について、なにか良い情報があったのですか ☆
by 蓼純(たでじゅん) (2012-03-11 12:42) 

眞葛 博士 (マクズヒロシ)

ギャラリーまるさん

コメント頂き有難うございました。時の経過とともに、失われてしまう資料や作品もあり調査が困難になってきます。今調査できることをしっかりと調査して、ネットで発信していかれればと思っています。どうぞこれからも宜しくお願い致します。僕もブログおじゃまさせて頂きます~。


蓼純さん

「虫明焼の栞」、いつも楽しく拝見しています。イギリスで発見した酒樽ですが、その後の調査により9分9厘初代宮川香山が虫明で製作したものに間違いないと考えています。次回の岡山行きでは、実際に酒樽を持参し、然るべき資料と対比することにより、最終的な検証を行う予定でいます。「宮川香山はいつまで虫明に滞在していたのか?」について、現在の通説よりもより長く滞在していたということを、立証できる日も近いかもしれません。これからも宜しくお願い致します。


真葛博士
by 眞葛 博士 (マクズヒロシ) (2012-03-11 14:16) 

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