宮川香山 窯の跡地から出土の破片(2)
前回のブログから引き続いて、窯の跡地から発掘された破片をご紹介したいと思います。
横浜市南区庚台の、眞葛窯の陳列所のあった場所から出土した物をご好意で頂いたものです。
基礎工事でさら地でになった時に出土したそうですが、現在はきれいな新しい建物が地面を覆っています。
二代目香山は、初代の作品について、特に青磁焼を絶賛しています。
このことは過去のブログに書かせて頂きました。
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-11-22
今日は、頂いた破片の中から、青磁焼をご紹介したいと思います。
写真が暗くてわかりずらいのですが、淡いとてもきれいで趣のある色をしています。
そしてうっすらと浮彫りがされ、花が描かれているのがわかります。
実はこの破片にとてもよく似た作品があります。
上の写真は、初代香山が1893年にシカゴ万博に出品した青磁の花瓶です。
よく見てみますと、とても似ているのがわかります。
この破片も、明治中期から大正初期の眞葛焼だと思います。
破片のサイズから考えて30センチ以上はある青磁の花瓶だったと考えられます。
とても貴重なものですね。
ただし、、、破片ですが(笑)
この破片の花瓶が作られてから、すでに100年以上が経過しています。
この辺りの地元の方でも、かつてここに眞葛窯があったということを知らない人も少なくないと聞いたことがあります。
世界で認められた数少ない芸術家の窯跡です。
横浜が、そして南区が誇れる文化として、語り継いでいくべき文化だと思うのです。
今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。
眞葛 博士
横浜市南区庚台の、眞葛窯の陳列所のあった場所から出土した物をご好意で頂いたものです。
基礎工事でさら地でになった時に出土したそうですが、現在はきれいな新しい建物が地面を覆っています。
二代目香山は、初代の作品について、特に青磁焼を絶賛しています。
このことは過去のブログに書かせて頂きました。
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-11-22
今日は、頂いた破片の中から、青磁焼をご紹介したいと思います。
写真が暗くてわかりずらいのですが、淡いとてもきれいで趣のある色をしています。
そしてうっすらと浮彫りがされ、花が描かれているのがわかります。
実はこの破片にとてもよく似た作品があります。
上の写真は、初代香山が1893年にシカゴ万博に出品した青磁の花瓶です。
よく見てみますと、とても似ているのがわかります。
この破片も、明治中期から大正初期の眞葛焼だと思います。
破片のサイズから考えて30センチ以上はある青磁の花瓶だったと考えられます。
とても貴重なものですね。
ただし、、、破片ですが(笑)
この破片の花瓶が作られてから、すでに100年以上が経過しています。
この辺りの地元の方でも、かつてここに眞葛窯があったということを知らない人も少なくないと聞いたことがあります。
世界で認められた数少ない芸術家の窯跡です。
横浜が、そして南区が誇れる文化として、語り継いでいくべき文化だと思うのです。
今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。
眞葛 博士
写真の初代香山が1893年にシカゴ万博に出品した青磁の花瓶と非常に良く似た初代香山「浮菜釉」?〔帝室技芸員〕印の共箱書きのある青磁の花瓶(胴径20.5cm、高さ40.7cm)を所有しているのですが同じような作品はいくつかあるのでしょうか。情報をお持ちでしたら教えていただけますか。よろしくお願いします。
by S.HANAOKA (2009-03-25 17:53)
s.hanaokaさん、コメント頂き有難うございました。早速ですが、ご質問の件です。やはり実際の作品を拝見させて頂かなければ何とも言えないというのがお答えになってしまいます。ただ言えることは、初代作で帝室技芸員の印のある共箱付の40センチクラスの花瓶ですから、希少なものだということは間違いありません。きっと素晴らしい花瓶でしょうね。ブログの花瓶と似たような花瓶が他にも存在するかという点ですが、青磁に牡丹などの花を薄い浮彫りであしらったような花瓶はいくつか見たことがあります。しっかりとした回答にはなっていないですね(笑)申し訳ございません。これからもブログをよろしくお願い致します。
by makuzu (2009-03-25 23:56)