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大きくても小さくても決して手を抜かない仕事

みなさん、こんにちは。

初代宮川香山は、作品が大きかろうが小さかろうが、決して手を抜いた仕事はしませんでした。



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初代宮川香山作 青華氷梅紋花瓶 宮内庁所蔵
「真葛 宮川香山展」図録 横浜美術館2001



上の作品は、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵している大作です。1894(明治27)年に日本美術協会春季美術展覧会に出品された作品で、高さは47センチあります。




下の作品を御覧ください。


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初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 眞葛ミュージアム保管



こちらの作品は、銘の筆跡から宮内庁所蔵の作品とほぼ同時期に製作されたものだと思われます。

高さは約23センチ。

美術展覧会に出品され宮内庁が収蔵している作品よりは小さいですよね。でも全く手を抜いていないんです。染付のダミや絵付けなど、大作と同じように製作されていることがわかります。

小さな作品には価値がない、低いなどとは決して思わないでください。
この作品は、偶然発見したまさに掘り出し物の逸品でした。




今日もブログを見ていただき、ありがとうございました。

眞葛 博士


追伸

私たちの歴史保存という社会貢献活動が、yahooニュースに掲載されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/496fa2e2ec973d7d54c49556fc982ec1a2a86997
https://www.hamakei.com/headline/11792/
この場をお借りしてよこはま経済新聞さまに感謝申し上げます。



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