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宮川香山 猫作品のバリエーション

皆さん、こんにちは。


初代宮川香山の作品といえば、この猫の作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。


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高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指 田邊哲人コレクション
『没後一〇〇年 宮川香山』2018より


また、この作品に似た香炉の作品の存在も知られています。


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高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒大香炉 田邊哲人コレクション
『没後一〇〇年 宮川香山』2018より



これまで、このような猫の細工が施された作品はこの2点だけだと思われてきましたが、近年の調査で、さらに2点の類似作品が明らかになりました。


今日はボカシ付きではありますが、その2点をご紹介したいと思います。


まずは1点目です。

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個人蔵


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アップショット

この作品は、一昨年眞葛ミュージアムのイベントで鑑定会を開催した際に参加者が持参下さった作品です。画像や入手経路、作品の詳細は控えさせて頂きます。
(大阪の老舗古美術商の藤井社長の鑑定で「初代宮川香山の作品だと思われる」との鑑定結果でした)




そして最後にもう一点。


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初代宮川香山作 個人蔵 


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アップショット


こちらの作品は、最近アメリカで発見し購入した作品です。
他の作品と異なり、猫の色が黒ではなく茶系ですね。金彩がより和の雰囲気を醸し出しています。



全ての作品に個性があり、類似作品と言っても、異なる絵付け、雰囲気を持っています。
それが初代宮川香山作品の面白いところでもあるのです。




ブログを見ていただきありがとうございました。

眞葛 博士

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地元の小学生に眞葛焼を知ってもらう活動

みなさん、こんにちは。

10年ほど前から、地元の小学生に眞葛焼を知ってもらうための活動を行っています。

そもそも眞葛ミュージアムを始めたきっかけは、地域のこどもたちに眞葛焼について知ってもらい、未来へと語り継いでもらうためだったので、このような機会を頂けることを嬉しく思っています。

昨年は、本町小学校、幸ヶ谷小学校、大岡小学校の生徒さんたちに、総合学習の授業の一環として眞葛焼についてお話しさせていただきました。


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大岡小学校は、眞葛ミュージアムで学んだことを活かして、校内土を使ってやきもの作りを。
→ https://www.townnews.co.jp/0114/2020/01/30/515548.html 『タウンニュース』2020.01.30


幸ヶ谷小学校の小学6年生だった増山さんは、眞葛焼について調べた内容を新聞にしてくれました。
→ https://www.townnews.co.jp/0117/2020/04/30/525854.html 『タウンニュース』2020.04.30

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幸ヶ谷小学校の増山舞さんの作ったこの新聞は、区の魅力を伝える新聞コンテストで最優秀賞に選ばれたそうです。私も自分のことのように大変嬉しく思います。本当におめでとうございました!



幸ヶ谷小学校の子供たちも、本町小学校の子供たちも、そして大岡小学校の子供たちも、みんなみんなとっても好奇心旺盛で意欲的、とても素晴らしい生徒さんたちでした。

担任の先生方も本当に素晴らしかった。
子供たちに本物(実物)に触れる機会を与え、自分で考え調べさせて、行動させる。その上で、様々な形でそれを公に発表させる、、、、。そんな自主的な教育を実践されていました。


横浜の未来は実に明るいです!



今日もブログを見ていただき、有り難うございました。

山本 博士


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