「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」
皆さん、こんばんは。
「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」が、いよいよ本日から三井記念美術館で始まりました。
今回の企画展では、明治の超絶技巧作品と現代作家の作品が競い合うように展示されているのですが、現代作家が自由な発想で製作した作品のパワーが強烈で、気がつけば明治の超絶技巧作品よりも強く印象に残る企画展になっていました。
現代作家おそるべしです!
夕方から開催されたブロガーナイトに参加させて頂き、写真をたくさん撮って参りましたので、その一部をご紹介したいと思います!
この企画展の監修をされた山下裕二先生によるギャラリートーク形式という何とも贅沢な進行でした。
会場に入って、一つ目の作品は初代宮川香山の作品です!
最初の2点の作品だけは、会期中どなたでも写真撮影が可能となっています。
今回の企画展には合計3点の宮川香山作品が展示されております。
対する現代作家 稲﨑栄利子さんの超絶技巧作品です。
とてもやきものとは思えない繊細さと緻密さです。自然界に存在していたもののように感じます。
明治を代表する超絶技巧作家初代宮川香山の高浮彫り作品を凌駕する、驚きの超絶技巧ですね、、、。
次に七宝を見てみましょう。
明治を代表する七宝といえば並河靖之です。
対して、現代の七宝作家 春田幸彦さんの作品です。
「蛇皮のバックじゃないか?」という声が聞こえてきそうですが、実はこの作品、七宝で製作されているのです。
蛇のヌメヌメっとした光沢と、絶妙な色彩は七宝ならではですね。
バッグの持ち手の部分も皮に見えますが、銅でできています。現代アートらしい超絶技巧作品ですね。
このかっこいいクロコダイルのお財布も、盛上七宝で製作されています。
春田幸彦さん、恐るべしです。
他にも、木彫、牙彫、金工、自在などの分野で、現代作家による脅威の超絶技巧作品が数多く展示されています。
上の二つの作品は、現代作家前原冬樹さんの木彫作品。
そしてセミと自在の海老の作品は、現代作家大竹亮峯さんの木彫。20代の若者の作品とは思えません。才能と努力の賜物でしょう。
金工作品でも、驚きの超絶技巧作品が、、、。
現代作家髙橋賢悟さんの作品です。生花を一輪一輪型取りしアルミを鋳造する技法で製作されています。薄く、細かい部分まで鋳造するのは想像を絶する超絶技巧ですね。
このような作品が、広ーいリビングに飾ってあったらめちゃくちゃかっこいいでしょうね。
金工では、他にも薄い鉄板を熱してひたすら叩くことによって作り上げられる本郷真也さんの作品も非常に印象に残りました。
明治で廃れてしまったと思っていた超絶技巧ですが、その精神はしっかりと現代にも継承され息づいていました。それを知ることが出来、とても嬉しく感じました。
驚異の超絶技巧展は、大人から子供まで、理屈抜きに楽しめる企画展です。
是非、お勧めです。→ http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
P.S. これだけの超絶技巧作家を見出し、今回の企画展を企画された山下裕二先生と広瀬社長に敬意を表します。現代作家の方々が今後どのような作品を作られていくのか、とても楽しみになりました。
素晴らしき現代作家の方々 @内覧会後の慰労会にて
「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」が、いよいよ本日から三井記念美術館で始まりました。
今回の企画展では、明治の超絶技巧作品と現代作家の作品が競い合うように展示されているのですが、現代作家が自由な発想で製作した作品のパワーが強烈で、気がつけば明治の超絶技巧作品よりも強く印象に残る企画展になっていました。
現代作家おそるべしです!
夕方から開催されたブロガーナイトに参加させて頂き、写真をたくさん撮って参りましたので、その一部をご紹介したいと思います!
この企画展の監修をされた山下裕二先生によるギャラリートーク形式という何とも贅沢な進行でした。
会場に入って、一つ目の作品は初代宮川香山の作品です!
最初の2点の作品だけは、会期中どなたでも写真撮影が可能となっています。
今回の企画展には合計3点の宮川香山作品が展示されております。
対する現代作家 稲﨑栄利子さんの超絶技巧作品です。
とてもやきものとは思えない繊細さと緻密さです。自然界に存在していたもののように感じます。
明治を代表する超絶技巧作家初代宮川香山の高浮彫り作品を凌駕する、驚きの超絶技巧ですね、、、。
次に七宝を見てみましょう。
明治を代表する七宝といえば並河靖之です。
対して、現代の七宝作家 春田幸彦さんの作品です。
「蛇皮のバックじゃないか?」という声が聞こえてきそうですが、実はこの作品、七宝で製作されているのです。
蛇のヌメヌメっとした光沢と、絶妙な色彩は七宝ならではですね。
バッグの持ち手の部分も皮に見えますが、銅でできています。現代アートらしい超絶技巧作品ですね。
このかっこいいクロコダイルのお財布も、盛上七宝で製作されています。
春田幸彦さん、恐るべしです。
他にも、木彫、牙彫、金工、自在などの分野で、現代作家による脅威の超絶技巧作品が数多く展示されています。
上の二つの作品は、現代作家前原冬樹さんの木彫作品。
そしてセミと自在の海老の作品は、現代作家大竹亮峯さんの木彫。20代の若者の作品とは思えません。才能と努力の賜物でしょう。
金工作品でも、驚きの超絶技巧作品が、、、。
現代作家髙橋賢悟さんの作品です。生花を一輪一輪型取りしアルミを鋳造する技法で製作されています。薄く、細かい部分まで鋳造するのは想像を絶する超絶技巧ですね。
このような作品が、広ーいリビングに飾ってあったらめちゃくちゃかっこいいでしょうね。
金工では、他にも薄い鉄板を熱してひたすら叩くことによって作り上げられる本郷真也さんの作品も非常に印象に残りました。
明治で廃れてしまったと思っていた超絶技巧ですが、その精神はしっかりと現代にも継承され息づいていました。それを知ることが出来、とても嬉しく感じました。
驚異の超絶技巧展は、大人から子供まで、理屈抜きに楽しめる企画展です。
是非、お勧めです。→ http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
P.S. これだけの超絶技巧作家を見出し、今回の企画展を企画された山下裕二先生と広瀬社長に敬意を表します。現代作家の方々が今後どのような作品を作られていくのか、とても楽しみになりました。
素晴らしき現代作家の方々 @内覧会後の慰労会にて
ブログを見ているだけで、美術館に来ているような気分になれました。ありがとうございます。
明治の作品は、作家が作品を作っている映像が思い浮かび楽しいですね。反対に現代アートは想像もできないくらい、斬新で、ただただ凄いと思うばかりです。。どちらも見ていて見飽きないです
by ななしのごんべいさん (2017-09-30 01:47)
ななしのごんべいさん
コメントを頂き有難うございました。
全国を巡回する企画展です。どうぞ是非実際の目でご覧頂きたく思います。とても楽しめる企画展でした。
by 眞葛 博士 (マクズヒロシ) (2017-09-30 19:18)