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宮川香山 霊獣「麒麟」をモチーフにした真葛焼

皆さん、おはようございます。

初代宮川香山の作品の中でも希少性の高い作品として、伝説の霊獣「麒麟」をモチーフにした作品が存在します。

これまで実際に確認できた作品はわずか4点ほど、、、。

今日はそんな「麒麟」をモチーフにした作品をご紹介いたします。





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初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 眞葛ミュージアム保管






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初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 眞葛ミュージアム保管







そもそも「麒麟」とは、

「普段の性質は非常に穏やかで優しく、足元の虫や植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌う。

神聖な幻の動物と考えられており、1000年を生き、その鳴声は音階に一致し、歩いた跡は正確な円になり、曲がる時は直角に曲がるという。また、動物を捕らえるための罠にかけることはできない。麒麟を傷つけたり、死骸に出くわしたりするのは、不吉なこととされる。

また、『礼記』によれば、王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物「瑞獣」とされ、鳳凰、霊亀、応龍と共に「四霊」と総称されている。このことから、幼少から秀でた才を示す子どものことを、「麒麟児」「天上の石麒麟」などと称する。」(以上「Wikipedea」より)


「② 中国古代の想像上の獣。体は鹿(しか),尾は牛,ひづめは馬,額は狼。頭に肉に包まれた一本の角があり,体の毛は黄色,背には五彩の毛がある。翼をもってよく飛び,生草は踏まず,生物は食わないという。聖人が出て王道が行われた時に現れると伝えられる。一角獣。 〔一説に雄を「麒」,雌を「麟」とする〕
③ 俊才。麒麟児。  」(以上『三省堂 大辞林』より)


とされており、優しく仁徳の高い霊獣ことなんですね。

「麒麟」は「龍」などと違って、その姿に対するイメージはあまり固定されておらず、描き手によって様々な姿に表現されています。

初代香山が描く「麒麟」は、どことなくユーモラスで、とても優しそうに見えますね。



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今日もブログを見て下さり、有難うございました。

眞葛 博士



P.S.
「麟太郎」など「麟」の字を使った名前がありますが、優しく、仁徳のある子に育って欲しいという願いが込められているのでしょうね、、、、笑。



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