宮川香山の子孫 103歳のおばあちゃま
今日は、宮川香山 眞葛ミュージアムの名誉館長の宮川眞さんご夫妻と一緒でした。
宮川眞 名誉館長は、三代宮川香山のお孫さんで宮川家の当主です。
どこに行ったのかと言いますと、宮川眞名誉館長も存在をご存じでなかった宮川家の子孫である103歳のおばあちゃまに会いに行ったのです。（知らなかったご親戚がいたということですね）
宮川家の子孫で103歳のおばあちゃまがいらっしゃるという情報を教えてくれたのは、横浜の老舗旅館「松島」の女将でした。
「松島」には先祖から大切に受け継がれている眞葛焼が存在していて、以前女将が「何でも鑑定団」に出演されているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
初代宮川香山作 「松島」蔵
「松島」の女将とご主人。
http://matsushima-okami.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/05/in_c2ec.html
（「松島」の女将のブログ 「女将のつぶやき」より）
女将は、同級生（岸田さん）のお母様が宮川家出身で現在103歳であるということを昨年知ったそうで、今日はみんなでそのおばあちゃまに初めて会いに行こうということになったのです！
103歳で明治生まれということであれば、初代香山や二代香山の存命中に幼少時代を過ごしたことになり、そんな方とお話ができるとあって女将、そして宮川眞名誉館長ご夫妻、そして僕もワクワクしながら出かけました。
そして、いよいよご対面です！
103歳とは思えないほどしっかりとされていて、とても気品あるおばあちゃまでした。
お父様について尋ねると、二代宮川香山（半之助）の弟の寅之助だということでした。（初代宮川香山の幼名も虎之助ですが、漢字が違うのです）
つまり、初代宮川香山のお孫さんということになるのですね。
眞葛焼がご縁で、また人の輪が広がりました。
女将とご主人、岸田さんと名誉館長ご夫妻とご一緒に、、、。
大変貴重な機会を作って下さった女将に感謝です。
本当に素晴らしい一日でした。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
P.S.
今日は名誉館長から宮川家の家系図のような資料も見せて頂きました。そこに一つ発見が、、。
残念ながら横浜大空襲で亡くなってしまったのですが、三代香山のお子さんに「宮川香洲」という名前を持つ方がいたのです。
「香洲」といえば、備前虫明焼時代から初代香山の弟子となっていた虫明焼の名工「森香洲」が思いだされます。もしかしたら、森香洲の「香洲」の名前を意識して名付けたかもしれません。
「宮川香洲」の名づけ親が二代香山なのか三代香山のかはわかりませんが、二代香山と森香洲は初代の弟子として兄弟同然のように仕事に励んでいたと思われます。
森香洲は大正10年12月13日、68歳の若さでこの世を去っています。一方、三代香山の子、宮川香洲は、その翌年大正11年7月24日に誕生しています。宮川家では森香洲の生まれ変わりのようなつもりでその名前を付けたのかもしれません。
やはり「森香洲」は宮川家にとって特別な弟子だったのかもしれませんね。
以下、桂又三郎著の『備前虫明焼』からの引用です。
「さて、真葛宮川香山と虫明焼との関係であるが、虫明焼にとって、真葛と三猿斎を省いては、第一虫明焼そのものの意味がない。それほど重要な関係をもっているし、またこんにち、虫明焼が日本的に知られたことも、一つに真葛の功績であるから、虫明焼としては非常な恩人といわねばならぬ」
「香州は真葛に徹頭徹尾世話になっている。また真葛も香洲に対して終始よく世話をしている。世間一般の師弟の間柄といったようなものでなく、親子以上の愛情があったと思われる」
以前書かせて頂いた関連ブログ記事はこちら
初代香山が森香洲に与えた子安観音が鑑定団に→ http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-22
初代香山が軽井沢に築いた三笠焼と森香洲 → http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-25-1
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-11-18
なんでも鑑定団 鑑定価格
http://www.youtube.com/watch?v=_qD4hCPShnM
宮川眞 名誉館長は、三代宮川香山のお孫さんで宮川家の当主です。
どこに行ったのかと言いますと、宮川眞名誉館長も存在をご存じでなかった宮川家の子孫である103歳のおばあちゃまに会いに行ったのです。（知らなかったご親戚がいたということですね）
宮川家の子孫で103歳のおばあちゃまがいらっしゃるという情報を教えてくれたのは、横浜の老舗旅館「松島」の女将でした。
「松島」には先祖から大切に受け継がれている眞葛焼が存在していて、以前女将が「何でも鑑定団」に出演されているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
初代宮川香山作 「松島」蔵
「松島」の女将とご主人。
http://matsushima-okami.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/05/in_c2ec.html
（「松島」の女将のブログ 「女将のつぶやき」より）
女将は、同級生（岸田さん）のお母様が宮川家出身で現在103歳であるということを昨年知ったそうで、今日はみんなでそのおばあちゃまに初めて会いに行こうということになったのです！
103歳で明治生まれということであれば、初代香山や二代香山の存命中に幼少時代を過ごしたことになり、そんな方とお話ができるとあって女将、そして宮川眞名誉館長ご夫妻、そして僕もワクワクしながら出かけました。
そして、いよいよご対面です！
103歳とは思えないほどしっかりとされていて、とても気品あるおばあちゃまでした。
お父様について尋ねると、二代宮川香山（半之助）の弟の寅之助だということでした。（初代宮川香山の幼名も虎之助ですが、漢字が違うのです）
つまり、初代宮川香山のお孫さんということになるのですね。
眞葛焼がご縁で、また人の輪が広がりました。
女将とご主人、岸田さんと名誉館長ご夫妻とご一緒に、、、。
大変貴重な機会を作って下さった女将に感謝です。
本当に素晴らしい一日でした。
今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士
P.S.
今日は名誉館長から宮川家の家系図のような資料も見せて頂きました。そこに一つ発見が、、。
残念ながら横浜大空襲で亡くなってしまったのですが、三代香山のお子さんに「宮川香洲」という名前を持つ方がいたのです。
「香洲」といえば、備前虫明焼時代から初代香山の弟子となっていた虫明焼の名工「森香洲」が思いだされます。もしかしたら、森香洲の「香洲」の名前を意識して名付けたかもしれません。
「宮川香洲」の名づけ親が二代香山なのか三代香山のかはわかりませんが、二代香山と森香洲は初代の弟子として兄弟同然のように仕事に励んでいたと思われます。
森香洲は大正10年12月13日、68歳の若さでこの世を去っています。一方、三代香山の子、宮川香洲は、その翌年大正11年7月24日に誕生しています。宮川家では森香洲の生まれ変わりのようなつもりでその名前を付けたのかもしれません。
やはり「森香洲」は宮川家にとって特別な弟子だったのかもしれませんね。
以下、桂又三郎著の『備前虫明焼』からの引用です。
「さて、真葛宮川香山と虫明焼との関係であるが、虫明焼にとって、真葛と三猿斎を省いては、第一虫明焼そのものの意味がない。それほど重要な関係をもっているし、またこんにち、虫明焼が日本的に知られたことも、一つに真葛の功績であるから、虫明焼としては非常な恩人といわねばならぬ」
「香州は真葛に徹頭徹尾世話になっている。また真葛も香洲に対して終始よく世話をしている。世間一般の師弟の間柄といったようなものでなく、親子以上の愛情があったと思われる」
以前書かせて頂いた関連ブログ記事はこちら
初代香山が森香洲に与えた子安観音が鑑定団に→ http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-22
初代香山が軽井沢に築いた三笠焼と森香洲 → http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-25-1
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-11-18
なんでも鑑定団 鑑定価格
http://www.youtube.com/watch?v=_qD4hCPShnM
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