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初代宮川香山 初代の大らかな性格と感性

皆さん、こんにちは~。

今日は、初代の大らかな性格や感性を感じさせるお茶碗をご紹介したいと思います。

亡くなる前年、香山が73歳のときに製作した素晴らしいお茶碗です。


DSC00346.jpg
初代宮川香山 晩年作 茶碗  宮川香山 真葛ミュージアム寄託作品


印をよくご覧下さい。

「真葛」の印を、押し直しているのがわかりますね(笑)

よほど上手くできたのか、はたまた印なんて細かいことに執着していないのか、、、笑。

僕は、こんな所に初代宮川香山の魅力を感じるのです。


初代の作品を見ていると、重箱の隅をつつくように細部を神経質に気にするのではなく、作品全体としての雰囲気を何より大切にしていたように思えるのです。

香山は、やきあがりが気に入らないと片っ端からそれらを割っていたという逸話がありますが、香山がこだわっていたものは何なのでしょう?

そんなことを考えながら、この印を見てみるのもおもしろいかもしれません。


今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。

眞葛 博士



P.S. このお茶碗を見ていると、虫明時代の茶碗を思い出します、、、。

umi060_600x450.jpg
「虫明湾の夜明け」  岡山県瀬戸内市邑久町虫明湾 『絶景.com』より
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ギャラリーまる

うう~む。お茶碗の中も見てみたい。
by ギャラリーまる (2012-11-06 15:26) 

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