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宮川香山 多くの船で賑わう眞葛窯付近

皆さん、こんばんは~。

明日の4日(金)から6日(日)まで、宮川香山 眞葛ミュージアムでは各種イベントが開催されます。

深夜ですが、準備もいよいよ佳境です~。

RIMG1509.jpg

いつもはお菓子で埋め尽くされているショップコーナーの棚も、特別出店の老舗古美術店の”買える”眞葛焼でいっぱいです(笑)

RIMG1499.jpg

写真はその一部で、ミュージアム作品と特別出店の販売作品を合計すれば、イベント期間中は100点程の真葛焼が集結していることになります。

特別出店の販売コーナーでは、どんな眞葛焼がいくらくらいの価値があるのか?それを見て頂くだけでもとても楽しいと思います。

ぜひお楽しみ~。





さて、話は変わりまして、、、

RIMG1007.JPG

写真の正面、陸橋の奥に見える小高い丘に、宮川香山の眞葛窯は存在しました。

この写真は、大岡川の一本橋という橋の上から撮影しているのですが、いかに運河と眞葛窯が近かったのかがおわかり頂けると思います。

RIMG1007.JPG

少し左を向いてみますと、、、

RIMG1006.JPG

もうちょっと左を向きますと、、

RIMG1005.JPG

ここでちょっとタイムスリップをしてみましょう~(笑)

横濱百景/大岡川.jpg
眞葛博士蔵 横浜百景大岡川絵葉書

さらにもうちょっと昔にタイムスリップしてみましょう。

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眞葛博士蔵 古写真 「BOYS FESTIVAL YOKOHAMA」 (明治期)

たくさんの船が係留されているのが確認できます。

明治時代に、お土産用写真のフォトスポットに選ばれるほど、賑わっていたのですね~。

写真から判断し、眞葛窯のあった太田村付近は、運河物流の発着所であった可能性が高いと思われます。

世界を魅了した眞葛焼の多種多様な作風には、多種多様な土や釉薬が必要です。

それを支えたのが、この運河だったのかもしれませんね。



今日もブログを見て頂き、ありがとうございました。

眞葛 博士









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コメント 2

み

こんばんは。
今日の11時からのギャラリートークに参加して、「眞葛」の由来を質問した者です。丁寧なご説明ありがとうございました。
以前から一度眞葛焼を見てみたいと思っていて初めて生で拝見しましたが、思っていた以上の迫力で感動しました。
人間の手仕事と思えない精緻ぶりの中、重みで若干傾いた花瓶の口などがやはり手作りなんだなあということを実感したりして。

横浜まで観に行った甲斐がありました!

by み (2012-05-04 23:59) 

眞葛 博士 (マクズヒロシ)

み さん
眞葛ミュージアムにご来館ありがとうございました~。
僕は14時からのギャラリートークを担当したのですが、その際にはしっかりとご質問のポイントも解説させて頂きました(笑)。

眞葛焼の迫力、本当にスゴイですよね。
ゆがんでいたりしている所に手作り感が感じられ、さらにスゴミが増していると思います(笑)。

8月になりましたら、展示替えで、後期の優美な釉下彩作品を中心に展示が行われる予定です。こちらもきれいなお花畑にいるような雰囲気に展示をしたいと思っておりますので、是非楽しみにしていて下さいませ。

宮川香山の魅力を伝えられたこと、スタッフのみんなもとても喜ぶと思います。

ありがとうございました~。

眞葛 博士
by 眞葛 博士 (マクズヒロシ) (2012-05-05 00:21) 

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