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真葛香山 初代宮川香山のめずらしい作品 (海中之図)

皆さん、こんばんは~。

だいぶ暑さも落ち着いてきましたね~。


最近は、作品の紹介をあまりしていなかったので、海外から里帰りした作品の中から、初代香山の珍品をご紹介したいと思います。


イギリスで発見した作品です。

DSC06489.jpg
「海中之図花瓶」 初代 宮川香山作  「宮川香山 眞葛ミュージアム」寄託作品


海の中を描いた、大変めずらしい作品です。

昆虫や植物をモチーフにすることの多い香山ですが、海の中をモチーフにしている作品はほとんどみたことがありません。

香山は、海の中の様子をどのようにして知ったのでしょう?

現代のようにダイビングやシュノーケリングで海中を観察することが一般的でない明治初期に、このように海中の様子を描いているのは、注目に値することだと思います。


銘や、土、作風などから考えて、高浮彫りを製作し始める直前の頃の作品だと思われます。

亀の絵付けが、実に生き生きと描かれています!

こうした写実性の追求が、精緻な細工へと進化していくのですね。


今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士



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