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真葛香山 昆虫の擬人化

サントリー美術館で行われておりましたガレとジャポニスム展でおもしろい陶磁器が展示されていました。

図録から引用させて頂きます。

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解説を見てみますと、

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「虫や花の擬人化は、幼い頃にガレが親しんだJ.J.グランビルの挿画にも多く見られ、早くからガレの発想の奥にあったものだろう。

しかし、このファイアンスに施された戯画は日本美術からの借用である。

直接の下敷きとなったのは、おそらく立体的な工芸品、具体的には「京薩摩」とよばれるやきものと推察される。」

ガレがデザインを借用した京薩摩を特定することは今となっては難しいのですが、実は、香山の作品にも虫を擬人化した高浮彫りが存在するのです。

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初代宮川香山作 眞葛博士 蔵

擬人化といっても、高浮彫り自体がリアリズムを追求しているためか、やたらリアルで生き生きとした昆虫たちです(笑)

このように、昆虫や動物を擬人化させるのは、日本人独特の感性だと思うのです。

古くは鳥獣戯画などもその例だと思います。

「日本人の感性には、動物や昆虫をかわいく擬人化させるDNAが受け継がれていて、それが今世界で評価されているアニメや漫画のキャラクターにつながっているのかもしれない。」という評論を読んだことがあります。

海外の漫画やイラストで描かれている擬人化された動物で、かわいいと思えるキャラクターは本当に少ないです。

ミッキーマウスでさえ、あまりかわいいとは思えません(笑)

ポケモンやチョッパーやキティーちゃんの方がかわいいと思います(笑)

話は戻りますが、香山は他にも多くの昆虫や動物を擬人化させた作品を残しています。

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初代宮川香山作 石川県立美術館蔵 「小さな蕾」395号より引用

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東海道広重美術館 眞葛香山展より

どこかユーモラスで、遊び心満載のこのような作品も初代香山の真骨頂だと思うのです。

今日もブログを見て頂きありがとうございました。
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